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国体の本義

提供: わがこと日本
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『国体の本義』(こくたいのほんぎ)は、昭和12年(1937年)5月に文部省が刊行した、日本の国体を解説する書物である。全国の学校・官庁に配布され、教員の必読書とされた。神道指令によって頒布が禁止された。

編纂

昭和10年(1935年)の天皇機関説事件と国体明徴声明を受け、文部省の教学刷新評議会の答申に基づいて編纂された。原案は紀平正美らが執筆し、山田孝雄・和辻哲郎・河野省三らの編纂委員が検討した。[1]

内容

第一「大日本国体」で肇国・聖徳・臣節・和と「まこと」を、第二「国史に於ける国体の顕現」で国史・国土・国民性・祭祀・教育を論じ、結語で西洋思想の摂取と国体の明徴を説く。個人主義・自由主義・共産主義を「西洋思想の弊」とし、国体に基づいてこれを醇化すべきと論じた。

頒布禁止

昭和20年(1945年)12月15日の神道指令は、本書と『臣民の道』(昭和16年)を名指しして頒布を禁止した。発行部数は約200万部に達していたとされる。[2]

占領期以降の記述との違い

占領期以前の記述・扱い 占領期以降の記述・扱い
教員の必読書として師範学校の教育や教員研修で用いられ、修身・国史教育の思想的根拠とされた。 「超国家主義のイデオロギー文書」として扱われ、占領期以降は復刻・研究の対象となる以外は一般に読まれなくなった。

出典

  1. 文部省『国体の本義』1937年。
  2. 大原康男『神道指令の研究』原書房、1993年。

関連項目