皇紀
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皇紀(こうき)は、神武天皇の即位を元年とする日本の紀年法である。正式には神武天皇即位紀元。西暦紀元前660年を元年とし、昭和15年(1940年)は皇紀2600年にあたる。
制定
明治5年11月15日(1872年12月15日)の太政官布告第342号で定められた。『日本書紀』の神武天皇即位「辛酉年春正月庚辰朔」を、辛酉革命説に基づいて西暦紀元前660年に比定したものである。[1] 同時に紀元節が制定された。
使用
公文書・教科書・新聞では西暦や元号とともに用いられ、軍の兵器名(零式艦上戦闘機は皇紀2600年採用)にも使われた。昭和15年(1940年)には紀元二千六百年記念式典が全国で行われた。
占領期以降
皇紀を廃止する法令は出されていないが、神道指令とくにのあゆみ以降の教科書で神武天皇が「伝説」として扱われるようになったのに伴い、公的な使用はなくなった。
占領期以降の記述との違い
| 占領期以前の記述・扱い | 占領期以降の記述・扱い |
|---|---|
| 西暦と並ぶ公式の紀年として教科書・公文書に記載され、日本の建国の古さを示す根拠とされた。 | 教科書から消え、「神話に基づく年代」として歴史学上の年代とは区別される。神社の暦や一部の団体で用いられるにとどまる。 |
出典
- ↑ 『法令全書』明治5年、太政官布告第342号。