コンテンツにスキップ

神武天皇

提供: わがこと日本
神武天皇
読み じんむてんのう
生年月日 『日本書紀』による在位:辛酉年正月朔(皇紀元年、西暦紀元前660年)即位
出身 日向国(現在の宮崎県)
職業 初代天皇
主な業績 東征、橿原宮での即位(建国)

神武天皇(じんむてんのう)は、『古事記』『日本書紀』が伝える初代の天皇。和風諡号は神日本磐余彦天皇(かむやまといわれびこのすめらみこと)。日向から東征して大和を平定し、辛酉年正月朔に橿原宮で即位したとされ、この日が紀元節、この年が皇紀元年の起点となった。

記紀の伝承

天照大神の子孫として日向に生まれ、兄の五瀬命らとともに東へ向かう。瀬戸内海を経て難波に至り、長髄彦に敗れて紀伊を迂回し、熊野から八咫烏の導きで大和に入った。即位に際して「六合を兼ねて都を開き、八紘を掩ひて宇と為さむ」と令したと『日本書紀』は記す(八紘一宇の出典)。[1]

近代の顕彰

明治5年(1872年)に皇紀紀元節が制定され、明治23年(1890年)には橿原宮の伝承地に橿原神宮が創建された。明治期以降の国史教科書は神武天皇から日本の歴史を書き始め、昭和15年(1940年)の紀元二千六百年には橿原神宮の大規模な整備が行われた。

占領期以降の記述との違い

占領期以前の記述・扱い 占領期以降の記述・扱い
実在の初代天皇として国史の冒頭に置かれ、即位の年から歴史が数えられた。 くにのあゆみ以降の教科書は考古学的記述から始まり、神武天皇は「神話・伝説」として歴史から切り離された。歴史学では実在を否定する見解が主流だが、伝承の成立過程や大和王権の起源との関係は研究の対象であり続けている。[2]

出典

  1. 『日本書紀』巻第三、神武天皇紀。
  2. 直木孝次郎『神話と歴史』吉川弘文館、2006年。

関連項目