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神道指令

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神道指令(しんとうしれい)は、昭和20年(1945年)12月15日に連合国軍最高司令官総司令部(GHQ)が日本政府に発した覚書「国家神道、神社神道ニ対スル政府ノ保証、支援、保全、監督並ニ弘布ノ廃止ニ関スル件」(SCAPIN-448)の通称である。[1]

内容

指令は神道を「国家神道」と定義し、次のことを命じた。

  • 神社神道に対する国・地方公共団体の財政支援、監督の全面禁止
  • 官公吏が公的資格で神社に参拝すること、神社への公的な奉納の禁止
  • 学校での神道教育、神棚の設置、神社参拝の禁止
  • 「大東亜戦争」「八紘一宇」などの用語を公文書で使うことの禁止
  • 神祇院の廃止、『国体の本義』『臣民の道』の頒布禁止

影響

明治以来の神社制度は解体され、昭和21年(1946年)2月に神社は宗教法人「神社本庁」のもとに置かれた。紀元節の学校行事、教育勅語の奉読、大東亜戦争の呼称などがこの指令を起点として順次廃止された。[2]

占領期以降の記述との違い

占領期以前の記述・扱い 占領期以降の記述・扱い
神社は宗教ではなく「国家の祭祀」とされ、神社参拝は国民の義務・慣行として学校教育に組み込まれていた。神祇院が神社行政を所管していた。 神社は一宗教法人となり、公的機関との関係は「政教分離」の原則で断たれた。指令の文言に由来する「国家神道」という語が、戦前の神社制度を指す通称として教科書に定着した。

出典

  1. 『日本管理法令研究』第4号、有斐閣、1946年。
  2. 大原康男『神道指令の研究』原書房、1993年。

関連項目